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anthology

第3章 パッショーネと



「棗が手をかさなくてもこの穴を通してゴールドエクスペリエンスが後ろの木を枯らしていたんですがねぇ…。
いいとこ取られちゃいました。」

「ジョルノが無事ならそれで私はいいけどね」

しかしまた闇がやってくれば被害が拡大し始める。
そうだ。

「早く承太郎さんに連絡しなくちゃ!」

承太郎という名前に過剰に反応する棗を見て妙な違和感を覚えるジョルノ。

「じょ、承太郎さんに連絡しちゃうの…!?」

困惑しているような、うれしがっているようなそんな表情にジョルノは見えた。
「棗さんと承太郎さんの間に何があったか知らないですけど今はそれどころじゃないんですよ!!」
「何もない、です!で、電話だけは…」


「連絡はやめてください。棗と承太郎という人物の関係も気になるところですが、敵は一人じゃないんです。組織なんです。なのでケリは僕がつけます。」

「敵?組織…?さっきいってた監獄って…一体何を言っているんだ…」


「あなただけには話しましょう。この街のことを」
















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