第5章 雨の良い雰囲気を激情した出久くんと秒でブチ壊す話
ぱちゅぱちゅぱちゅ♡ぢゅぽっっ♡ばちゅんんっっ♡♡
『ん、あっ”♡ふぅ…んん”っ、んぅ!ひゃめっ…♡あ”、んあぁ”♡♡』
腰の動きで悟られてしまい、緑谷は尻臀を掴むと気持ち良いであろう場所目掛けて強い突きを入れてくる。それに比例して秘多の腰が上下に揺れる速度も速くなった。
イク、イクっと、途切れ途切れに喚き、突き立てられた亀頭をしゃぶり立ててしまう蜜壺からは、とめどなく汁が噴き出した。
「あっ…♡感じすぎて、噴いちゃった?」
『っ…♡ご、ごめっ…ん♡すごく、よすぎて…♡あん、あぁ”っ♡ま”、ぁ”っ…また、いっひゃ♡いずくっ…!♡♡』
「これで、分かったね…?♡」
知らない内にアンチヒーローみたいな顔をしていた少年に、ゾワッと身体が強張る。ハメ潮が素肌と素肌が合わさった部分に掛かって堪らなく恥ずかしいのに、それを全く気にしない様子の緑谷にまた掻き抱かれる。
秘多は与えられる快感に翻弄されるばかりで、ただ彼の腰の動きに呼吸を合わせるのが精一杯だった。
「君は僕のっ、だからっ…ん♡♡」
ズプンっっっ♡♡♡グポォ♡♡グポッ♡グポッ♡
刻み付けるように、ピストン一つ一つが重い。まだ根に持っていたなんて……先の反省会はなんだったのかと、秘多は自身の視界を点滅させながらそう思った。そして大きなうねりが押し寄せ、それに飲み込まれた途端また真っ白になった。
雨雲が徐々に薄れ、夕暮れの気配が小窓に入り込む。しかし、そんな小雨の音すら、二人を現実世界へ引きずり出すことはきっと出来ない。
END