第4章 折寺中を訪れたら出久くんとわいせつ行為をしちゃう話
『ひあ、あっ…いっ、いずくくん…♡』
「…?」
突然、弱弱しく上半身を起き上がらせた秘多が、緑谷に「聞いて」と言うように紅潮した顔を近付かせた。そしてたった一言、「好き」と言う呟きと、愛らしいそばかすに口付けを一つだけを残して、そのままどっさりと机に倒れ込む。
「密っ?!」
それっきりの一時が緑谷の思考を停止させ、身体中の熱という熱が全て顔に集った。自分も何か言い返そうと必死こいたが、既に快楽に毒されている秘多の脳内に最早届いていない。
取り残されて悔しい気分はするものの、彼は情事を引き続き遂行する。次第に腰を打ち付ける速度は増し、ぶつかる度に濡れた音が辺りに響いた。
『ひぐっ…うっ♡あ、あぁ”、くり、なでるの、やっ♡♡いずくっ…』
「は…ん♡感じすぎっ…」
『あ…♡♡すごっ、い”…ぜん、ぶ、つぶれ…る”、ぁん、らめっ♡らめぇ…!!♡♡♡』
ぷしゅうううっ♡♡ビュクっ♡ぴゅう…♡
無造作に膝裏を肩に載せられた後、陰核を親指でグリグリと押し潰されると、視界が一瞬白く染まって、蜜壺から汁が飛び出た。
秘多が喉を晒して絶頂をキメている間も、緑谷に容赦なく最奥を抉られ、中イキで追い絶頂をかまされる。人の机をビショビショに汚しておいて、後で綺麗にしなくては…と考える気力も余裕も今の二人にはなかった。
ぱちゅ♡ぱちゅ♡ぱちゅ♡ずちゃんっっ♡♡ずちゅっ♡
『ひっ”…♡まだ、いっへ♡あっ”、まっ、で♡や、しゅませ…へっ♡♡お”っ…♡』
「密は…っ♡こんなはしたないこと、僕としかしない?」
『や”っ、あ”ぁ♡むり…も、いぐのはっ♡ひぎっ…!♡♡あ、ああ”、おく、ぐりぐり、しない、れっ♡』
「答えて、しない…って♡じゃないと、イキ果てるまで身体に聞くけど?」
『お”ぁ、あ…ぁっ♡やら、いう…ちゃん、とっ、いうからぁ♡♡いじゅく、しょれ、やめ♡』
聞きたい答えしか受け付けんと脅しまでしてきた緑谷に、両手首を強引に引かれ、より強い突きで膣内を圧迫した。ギシギシと軋む机が壊れるんじゃないかくらい動きが乱暴で、無遠慮なのに、逆に興奮でならない。
最愛のヒーローの卵にこんな貪欲に求められて、嬉しくないはずがない。欲しがられてる、嬉しい……。