第12章 疲れ勃ちした出久くんとヤリたい放題のバカンスに沼る話
肌寒い夜風を感じつつ、眼裏にも無数の星が散る。包皮が捲れた陰核ばかり口で激しく扱かれて、追い絶頂に耐えきれなくなった蜜壺から大量の潮が噴出される。ソレを平然と吸い取っている緑谷に、これ以上の辱めは無理だと訴えても、彼の意地悪は夜が明けるまで終わらなかった。
数ヶ月ー回ぺースの逢瀬で生じたフラストレーションから解放された今、いつか二人でやりたいと思ったことは、粗方この地で叶えることが出来る。何せ、自分たちを縛り付ける秩序がない上に、時間経過の概念も存在しないのだから。恋仲らしい行いも、普段できないプレイも自由気まま。最早バカンスというよりはハネムーンの方が当てはまっていた。
「はぁ、はぁ……♡密ちゃん、こっち見て……あぁ、それ堪らないよっ♡撮られて気持ちよくなっちゃった?♡」
『あ、はぁ゛♡あ、あ゛ん……♡あぁ、っ……いずく、っ♡ や、ん……へんたいみたい、はずかし、くて……ん゛ぎ♡ぃ゛っ ♡しんじゃ、そっ……♡』
「みたいじゃなくて、変態でしょ?♡自分で乳首触りながら腰振りダンスしちゃってるんだもん……密はとんだ変態だぁ♡けどそういうところも可愛いよ♡」
『ひぎぃっっっ♡♡♡』
どうしようもないほど被虐心を刺激されて、思考がショートしそうになる。恥じらいと裏腹に、秘多は大事な部分をことさら強調するようなポーズを自ら取り、緑谷が持つレンズの前で極みの腰づかいを披露していた。
『あ゛っあ……♡お゛……♡きもち゛♡おまんこ……きもち゛……ぃ゛♡どうしよっ……お゛っふぉ♡もう、いじゅくのでしかイけないよぉ゛♡♡』
ぐぽぉ♡ぐぽぉ♡ぐぽぉ♡ずぷぅ♡ずぷぅ♡ずぷぅ♡
痴態だけでなく、肉と肉が奏でる生々しい摩擦音も、嬌声も余すことなく記録されていく。彼が端末を愛用する限りその映像は残り続けるだろう。
「当たり前じゃないかっ、君は僕のなんだから……♡はぁ……♡密の最っ高にエッチな姿、ぁ……全部見せてね♡」
このような行為が日に日にエスカレートしていってることに苦笑しつつも、無防備に寝入る友人の顔を見ることは毎日の楽しみの一つとしていた。ある意味では、少なからず信頼されているということだろうか。眠っている彼の顔はとても安らかで、恐れるものなどありはしないと信じきっていることが伺い知れる。