第9章 オリジン組メンバーの眼を盗んで出久くんと濡れた色事に耽る話
ずにゅう♡ずにゅう♡ずちゃずちゃずちゃずちゃ♡
「イク?イキそうなの?♡裏側のこの辺とか、沢山よしよししたらもっと気持ちいいかな…♡」
『んん“ぃっ♡むい”、い”ぁぁ♡りょう、ほ、や“ぁ♡いじゅくっ♡も、ひぃ”ぐ…もう、むいなの“ぉっ♡』
「ほら、ここもこうしたら…?色んな弱い所見つけて、イケるようにならないとね♡」
否定すればするほど容赦なく蹂躙される性感帯が湯煙に包まれていく。確実に絶頂へ追い込もうと、刺激が得やすくなった身体により激しい快楽が刻まれる。
『あっ、ひいぃ”♡♡そりぇ、いぐぅ、ぐ♡いっぐぅ♡いぐいぐいぐ♡い“っーー』
ガタンッーー
「何でテメェも一緒なンだよッ!!」
「普通風呂は共通だろ、旅館では」
明らかに自分たちのものではない声が、突として辺り一面に鳴り響いた。聴こえた距離からしてすぐ近くに誰かがいるのだと気付き、ほぼ同時に身を強張らせる両者。浅イキをかましている真最中、溢れ出る嬌声を押し留めようと先に驚愕した緑谷の手が素早く秘多の口を抑える。
『ふっ“…♡ん“ん……!♡』
壁の向こう側でまだ口論が続いている間も、ぐずぐずに蕩けた陰部は濃厚な甘汁を分泌させ、疼きが治まらない様子を見せていた。どうしてこんな時にっ…いや、完全に悪いのはこっちだけども。
「緑谷は来てないのか?先に入るって聞いたが…」
「のぼせてどっかブっ倒れてンだろ」
どうやら自分はとんだ見落としをしてしまったようだ。敷地が然程広くないこの宿の間取りから見て、男湯と女湯は個室風呂を挟むように配置されており、その上予算関係で壁も防音加工が施されていない為、両サイドから丸聞こえなのである。ここまではっきりと会話が聞き取れるということは、自分たちの声は勿論、秘め事の音まで筒抜けになってしまうということになる。
「かっちゃんと轟くんだ…二人とも来ちゃったね」
小声で言う緑谷の手がやっと離れるが、今からどうやり過ごせば良いのかとソワソワしながら呼吸を吐くも、膣内に刺さったイチモツの僅かな揺れにまた声が出そうになる。やっぱりひとまず離れた方が最善だと思った秘多が中のモノを引き抜こうとゆっくり腰を上げた。
ところが、逃げようとする自分の身体が突然鏡に押し付けられた直後に、腰をホールドされ事前予告なしに強く貫かれた。