第5章 夏祭り(ギャグ甘)●灰谷、河田兄弟 ※ネタばれあり
「そんなに睨むなよ、せっかくの祭りだろ?それより、どっちが早くあれを取れるか、勝負しよ?♡」
蘭が銃器の先で的を指す。
「・・テメェの弟が俺にしたことぜってぇ許さねぇからな・・・」
「それはお互い様でしょ、お前の弟にも俺らやられてんだから。」
え、どういうこと?ソウヤ君が灰谷とかいう兄弟に勝ったってこと・・・?
「あん時はテメェらが弱すぎただけだろ?俺の弟に負けるようじゃまだまだだな!」
相手にビビることなくどんどん挑発していくナホヤに蘭も乗せられたか、
「調子に乗んなよ?子犬が・・」
「あ・・・?」
二人の間にバチバチと火花が散る。
「おいおい~ここでもめ事は勘弁だぜ~」
冷や汗垂らすおじさんに私も共感し、
「そ、そうだよ、ここは穏便に・・・ね?ナホヤく・・・」
「「おいおじさん!!!」」
二人の声が揃う。
「へ、へいっ・・・?」
「「もう一回だ。」」
こうして、中身も知らぬ小さな箱争奪戦が始まった。