第4章 疑心暗鬼(シリアス)●灰谷蘭、竜胆
ーもう24時間は経っただろうか・・・
どんどん時間の感覚がなくなり、次第に意識も薄れていき疲労困憊の状態だった。
眠気と空腹はすでにピークに達していた。
それでも運ばれてくる人たちの数は減らず、何度も殴られたり蹴られたりで叫び声をあげていた。
中には縛られたまま体に焼き印をつけられ苦しんでいる者もいた。
私自身、声も涙も枯れ果て、ただただ始末される人たちを眺めているしかなかった。
すでに感情はなかった。
私の仲間は皆始末されてしまったからだ。
『やめて』と叫ぶその声はむなしく響き、いとも簡単に消された。
私はある機関の諜報部隊隊長で、見せしめだ、と今自分だけこうして生かされ、地獄のような光景をひたすら見せられている・・・・。
ダレカ・・・タスケテ・・・。