【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第53章 Epilogue ☆
優しくする余裕すらも無くなってきて、腰のスピードが速くなる僕を、リラは一生懸命に受け止めてくれる。
「リラ…イキそう…」
「っあ…っ…たしも…」
「一緒にイこうな」
そう言った後リラの唇をキスで塞いで、繋がったすぐ上の蕾を指で潰すと、リラのナカがぎゅっと締まった。
「んんっ…ん…ふ…」
「リラ…っん…好き…」
キスをして、好きだと伝えてリラが返事をする前にまたキスをする。
食べるような口づけに我を忘れて腰を振っていると、頭に限界が昇ってきた。
「…っ…イク…」
言葉にした瞬間、僕の先割れからゴム越しに白濁の液が飛び出した。
そして、リラの身体は弓形に沿って一層高い声で鳴いた。
「あぁあああっ…」
ピク…ピク…と小さく身体を揺らすリラを抱きしめて、耳元でまたあの言葉を囁く。
「リラ…愛してる」
「わたしも、愛してる…零…」
きっとこの言葉は、これからも一生リラ専用の言葉になるんだろう。
好きよりももっと、大きな気持ちを伝えたい時に使う言葉。
それを伝え合った僕たちは、果てた身体のまま繋がった状態でしばらくぎゅっと抱きしめあっていた。
お互いが消えてしまわないように
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