【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第53章 Epilogue ☆
そんなわたしを嘲笑うかのように、零は両脚を更に広げて顔を近づけた。
「…可愛い…食べてもいい?」
「え…」
思わず覆っていた手を離して零の方を見ると、零の舌がわたしの脚の間に伸びてきていて、思わず両脚を閉じようとするわたしを零が静止する。
「ダメ?」
「っ…ダメ!だめ…汚いよ…」
「リラに汚いところなんて無いから」
ダメ?なんて聞いたくせに、意味ないじゃない…
零の方が一枚も二枚も上手で、わたしが大人しく両脚の力を抜くと、また零に脚を広げられ舌が太ももの裏を這った。
「っん…」
くすぐったくて思わず身を捩った時、頭を突き抜けるような快感が駆け巡った。
ピチャ…
「あっ…ァ…あ!」
一度舌で舐められただけで全身が痙攣するわたしに、零は容赦なく言葉責めと愛撫を続ける。
「ここ、膨れてツヤツヤしてる…」
「やっ…待って…そこ舐めちゃダメ…」
「ダメって言われると、したくなるんだ」
知ってる。
わたしだって、本気でダメって言ってるわけじゃないのも、零は見透かしている。
零の舌が肉芽を舐め上げ、じゅ…と吸い付いた時、わたしはもう何度目かわからない絶頂を迎えた。
「っぁあああっ…」
身体から全部搾り取られそうな感覚に、全身を痙攣させて浅い息を吐いていると、零はわたしの身体を優しく抱きしめ、おでこにキスを落とした。
「ごめん…可愛すぎて…意地悪した」
「っ…謝らないで…
嬉しかった…から…」
わたしだって、ずっと好きで好きでたまらない零にこんな風に触れられて、未だにこれは夢かなって思うんだから。
零はわたしのその言葉を聞いて、頬にキスをした後耳元で囁いた。
「リラの1番近くに行ってもいい?」
「うん…あ、あの。
久しぶりだから、優しくしてもらえると…嬉しいです」
実に2年ぶりのSEXに、思わず初体験の痛さが脳裏によぎったわたし。
そんなお願いを聞いた零は、目を丸くした後ハハッと笑ってわたしの頭を撫でた。
「努力します」
その笑顔が可愛くて、きゅぅーんと胸が熱くなるわたし。
零はわたしの両脚の間に身体を入れて、割れ目に自分の肉棒を添わせた。