【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第46章 掴みかけた夢 ☆
そんなおねだりに、零はわたしのおでこにキスした後、ベッドサイドからゴムを取り出した。
「…つけないで」
咄嗟にそれを奪ったわたしを見て、零が目を丸くして言う。
「今日ナカに出したら、リラのこと妊娠させるよ…?」
零の言う通り、今日は周期的に最も子供ができやすい期間にあたる。
零がわたしのこと大事にしてくれてることは十分にわかってるのに、それでも零と直接繋がりたくて、零の全部ナカに出して欲しくて、わたしは上に乗ってた零の身体をトン…と後ろに倒した。
そして、今度はわたしが零の上に跨って、反り勃っている肉棒に手を添えると、ゆっくりとナマのまま自分の中に埋めて行った。
ズズ…
「っんあっ…」
「っ…リラ…」
零の綺麗な顔が快感で少し歪んだのが嬉しくて、わたしは夢中になって零の上で腰を振った。
自ら騎乗位の形で上に乗るなんて、今まで無かったから、零はきっと不思議に思ってるだろう。
それでも快感には抗えない零は、腰を振るたびに揺れるわたしの胸を鷲掴みにした。
「あっ…」
「リラ…っ…気持ちいい…」
「あっァ…たしも…気持ちい…っ」
もういつも感じる恥ずかしさなんて無くて、零の上で何度もイッたけど動きを止めたくなくて、上も下も左も右もわからないまま、快感だけを追い求めた。
「っ…リラ…出る…
抜いて…?」
「やだ…」
「っ…駄目だ…抑えられない…イクよ…?」
「ナカに全部出して…
零のでいっぱいにして…」
「っ…イク…」
抜いてと言われても、頑として抜かずにさらに腰を大きく振ったわたしに根負けした零が、ビクッと身体を震わせた。