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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第46章 掴みかけた夢 ☆




そう言って零は、ぎゅーっとわたしを抱きしめた。
零の腕の中にいる時間が、わたしの一番癒やされる時間だ。


「充電って…零さん、可愛いね」

「…可愛いのは君だから」

「零のほうがかわい…

「もう、黙って」


わたしがまだ、そう返そうとしているのに、零は問答無用でわたしの唇をキスで塞いだ。


「んっ…」


零のキスはいつも優しいくせに、たまにこんな風に強引だ。

そしてわたしはそんな零の虜で、キスをされると全身の力がフッと抜ける。


ゆっくり唇を離すと、零の宝石みたいな瞳がわたしを捕らえた。


「抱いてもいい?」

「ダメって言ったらやめるの?」


そう尋ねると、零は優しく笑ってわたしの髪を撫でながら、またキスをする。


「やめない…ダメって言われても、やめられない。」


そう言いながら、零の唇がわたしの首筋を這って、わたしから甘い声が漏れた。


ねぇ、零。
こんな風に零に触れられると、思ってしまう。

このままずっと、零と一緒にいたい。
零のお嫁さんになって、ずっと愛されてたいって。

ずっと、一緒にいてくれる?
ずっと、零のそばにいてもいい?



抱かれてる間、声には出さなかったけれど心の中でそう唱えてた。
零の匂いを全身で感じて、幸せに満たされて、この先何年も、この愛しい時間を過ごせるんだと信じてた。





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