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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第43章 バーボンよりライなのか ☆




わたしは、零の背中に腕を回しながら彼の匂いを思い切り感じながら幸せなため息を吐いた。


「零のこと抱きしめ返すことができなかったのが、辛かった」

「っ…ごめん…」


零は、痛かったと言われるより何倍も申し訳ないという顔をして、わたしの身体をさっきよりも強く抱きしめた。


「もう一回、ちゃんと大切に抱きたい」

「うん…嬉しい」


そう言いながらぎゅっと零の首に腕を回して抱きつくと、零がわたしの脚の間に割って入り、唇にキスをしながら正面から繋がった。


「っんん…っ」

「リラ…好きだよ」


目を見つめてそう言った零は、わたしの手に自分の指をきゅっと絡めた。

さっきよりも、行為自体は緩やかなのに、どうしてかさっきよりも甘くてとろけそうになる。


そして手を繋いだまま、零がわたしの身体をじっくり感じ取るかのようにゆっくりと動いた。

零が奥に入ってくるたびに、わたしから甘い声が漏れて、つないだ零の手をぎゅっと握ると、零がわたしの頬に優しくキスをしてくれる。

そしてわたしの身体が大きく跳ねた頃、零も身震いをしながらわたしの身体を強く抱きしめ、わたしは零の鎖骨の匂いを嗅ぎながらゆっくりと目を閉じると、そのまま意識を手放してしまった。





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