【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第43章 バーボンよりライなのか ☆
そう思いつつも、可愛い彼女が入れてくれたお酒を断るなんて到底出来ず、僕はグラスに注がれたワインをグッと一気に飲み干した。
「わー!零、すごい!」
ぱちぱちと拍手しながら僕の飲みっぷりを楽しそうに眺めたリラ。
横目でリラの顔を見ると、いつもよりほっぺがピンクに火照っていて可愛い…
見ると部屋着のボタンが胸元一つ開いていて、そこから柔らかそうな谷間がチラッと見えた。
酔っているせいで正常な判断ができない僕は、ストレートに思った。
脱がせて、触りたい…
そう思ったが最後、もう目線はそこにしか行かなくなる自分が怖くて、落ち着け、落ち着けと何度も言い聞かせて深呼吸した。
その時
「んっ…」
リラが思わず声を上げ、見るとワインを飲む時にこぼしてしまったらしく、口の端から垂れたワインがリラの鎖骨を伝い、胸元に流れた。
「あー…ベタベタになっちゃう…」
そう言いながら、部屋着のボタンをまた一つ開けたリラ。
さっきよりも谷間が見える範囲が広がって、そこに釘付けになる僕。
まずい…理性飛びそう…
そう思った時には既に遅く、僕はリラの胸元に流れたワインをペロリと舌で舐めとった。
「っん…零…?」
「リラ…こんなところに零して、悪い子だ」
嘘だ。
悪いのは僕の方なのに、頭がクラクラして、リラが可愛くて愛しくて無茶苦茶に抱きたくて、僕の理性は完全に崩壊した。
「お仕置きだよ…」
そんな建前を言いながら、リラの部屋着のボタンをぷつ…ぷつ…と下まで開けた。
「ちょ…れ、零?
どうしたの?もうお酒飲まないの?」
「うん。リラを食べるから」
リラの首筋に何度も吸い付きながら、服を脱がせた僕は、アルコールのせいでほんの少しピンクに染まったリラの裸を眺めた。
もう痛いほど勃ちあがった欲望を自覚しながら、ゆっくりと舌を胸の突起に移動させた僕。
そして、ゆっくりと愛撫を始めた。