【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第43章 バーボンよりライなのか ☆
「リラを食べるから」
そんなこと言いながら、零はわたしの首筋に何度も吸い付いた。
そしてあっという間に服を脱がせると、しばらくわたしの裸を凝視して、何かが切れたようにゆっくりと胸の突起に舌を這わせた。
くちゅ…
「っん…あっ…」
零の愛撫の仕方がいつもよりも激しくて、いつも理性的な零はどこにもいなかった。
「あっ…零…酔ってる?」
「酔ってない…」
嘘だ…
絶対酔ってるでしょ…!と思うのに、零がくれる快楽に抗えない。
零はわたしの両腕を掴んで頭の上に持ち上げると、わたしの頬を撫でながら優しく命令した。
「手、下ろしちゃ駄目ですよ?」
そう言うと、零はわたしの胸を両手で寄せてあげ、両方の突起を同時に口に含んだ。
「っあ…ぁ…やぁっ」
ビクッと身体を揺らし、思わず頭の上に持っていった両手を下げて、零の頭を押し戻そうとするわたしに、零は意地悪に笑って言う。
「コラ。下ろしちゃ駄目だと言ったでしょう?」
「だ、だって零が…」
「仕方ないな」
そう言って零は、わたしから身体を離すと、ベッドルームを後にした。
え?なに?ここまでやって止めるの?!
そう思ったけれど、零はすぐに戻ってきた。
よく見ると何かを握りしめている。
「それ…」
「これなら、下ろしたくても下ろせないだろ?」
優しく微笑んだ零は、わたしの両腕をまた頭の上に持っていくと、ベッドの柵を通した手錠をわたしの手首にはめた。
「えっ…や、やだ!」
酔った零の予測不能な行動は、わたしの想像を遥かに凌駕していた。
まさか手錠で拘束されるとは思っておらず、ガチャガチャと手を動かしてみると、金属が擦れて少し痛い。
「こらこら。動くと痛いだろ?
大人しくしてて…」
優しい声でそう言った零は、わたしの両脚を持ち上げて大きく広げた。
「あっ…やだ…恥ずかしいよ…」
「物欲しそうにヒクヒク動いてるな…
可愛い…」
そう言うと、零はわたしの割れ目に指を添わせた。
クチュ…
「っああっ」
大きい水音が響いたと同時に、わたしの体がビクッと跳ねた。
そしてその瞬間、手錠が擦れる音がカチャカチャと鳴り響く。