【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第43章 バーボンよりライなのか ☆
夕食が終わり、わたしはシャワーを浴びるためにバスルームに入った。
零が作ってくれたロールキャベツは絶品で、2つもおかわりしてしまった…
と、少しだけポコっと出たお腹をさすりながら、ほんの少し罪悪感に苛まれる。
まあでも、しばらくお酒も飲んでなかったし、今日ぐらいお腹いっぱい食べてお酒飲んでもいいよね?
明日は丸一日オフだし!
たまには自分の身体を甘やかしてあげなくちゃ。と言い訳をしながら、わたしはバスルームを出た。
髪を乾かしてリビングに戻ると、先にシャワーを浴びていた零の姿が見当たらない。
「あれ?零?」
「こっちこっち」
振り返ると、ベッドルームから零がちょいちょいと手招きしている。
ベッドサイドのテーブルに、買ってきたお酒や氷、グラス、炭酸水を並べて準備をしてくれたみたいだ。
「眠くなったらすぐ寝られる!最高だ!」
わたしはご機嫌にベッドの上にあがると、零はわたしの肩を抱き寄せながら頬にキスをした。
「??どうしたの?」
「いや。リラと初めて晩酌出来るのが嬉しくて」
「もう…そんな甘いこと言われたらお酒どころじゃなくなるよ?」
「そうだった。
何を飲みますか?割り方もソーダやジンジャエール、オレンジジュースなんかもありますよ。
カシスリキュールなんてどうですか?」
そう言われて、サイドテーブルに並べられたラインナップを眺めたわたし。
「んー、じゃあコレ!」