【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第42章 探偵ごっこ
僕ばかり、リラのことが好きみたいで悔しくなった僕は、開き直った返事をしながらリラの唇を奪った。
「んっ…」
驚いて声を漏らしたリラに、僕は何度か触れるだけのキスをして、リラの頬を撫でた。
「口、開けて…」
「零っ…外から丸見えだよ…」
「誰も見てない」
「だって、隣のゴンドラからも…っんんっ」
僕は、問答無用でリラの口内に舌を入れて、口を塞いだ。
クチュ… ぴちゃ…
舌を絡めれば、リラから力がゆっくりと抜けていくのがわかる。
「んっ…れ…い…っんぁ…」
「っ…ん…」
いつもより濃厚で長いキスに、リラは僕の服の袖をぎゅっと掴みながらそれを受け入れてる。
可愛い…
やっぱり、リラしかダメだ。
キスをすると、より一層そう思った。
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