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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第41章 降谷先輩 ☆




依頼人を家に泊める!?


電話を切ったわたしは、たった今零に聞いた言葉をもう一度脳内でリプレイした。

え、依頼人って前に言ってたあの高校時代に告白されたと言う女の子だよね?!

都合悪ければわたしはホテルに泊まってって…

何でよ!!


バラエティ番組、テープチェンジの間の短い休憩中、言葉にせずに百面相を繰り出すわたしを見て、隣にいた藤さんが首を傾げる。


「どうした?体調でも悪い?」

「…藤さん。
男の人が女の子を家に泊めるのって、どういう時ですか?!」

「はー?そりゃあ…なあ?」


決まってるだろ?と言いたげな藤さんに、わたしは思わずガクッと肩を落とした。


「だよね?そうだよね?」

「なに?彼氏に浮気でもされた?」

「!零がそんなことするはずないでしょ?!!」


いきなりブチギレるわたしに、藤さんは目を丸くして呆れた顔で言う。


「情緒不安定かよ。
まあでも、何か理由があるんだろ?
あんたの彼氏、あんたに夢中みたいだったし」


そう言ってコーヒーを啜る藤さんに、つい身の上話をしてしまうわたし。
よく考えたら、この人にこの間告白されたんだけど、そんなこと気にしてる余裕なんてなかった。


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