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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第41章 降谷先輩 ☆




全然女子高生してないことに今更気づき、愕然とするわたしに、零が続けて尋ねた。


「じゃあ、リラはブレザーだった?
それともセーラー服?」

「うちの高校もブレザーだよー!
制服は可愛くて気に入ってた!
捨てられなくてまだ持ってるよ」


そう言うと、零はニコッと満面の笑みを浮かべて楽しそうに言った。


「まだ持ってるんですか」

「?うん。確かクローゼットにあるよ?」

「へぇ?じゃあ今度、それを着たリラを抱こうかな」

「えー?やだぁ!零、オヤジくさい!」

「オヤジ…」


ガーーンと音が聞こえるぐらいショックを受けている様子の零。


「え?零?冗談だよ?」


慌ててフォローするわたしの声は聞こえていないようで、零はそれからしばらくずっと、まるで壊れた人形のように、「オヤジくさい…」と繰り返してた。





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