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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第41章 降谷先輩 ☆




自宅マンションに到着したのは23時。
リラはもう寝ているだろうか…
寝ていたら、キスをして起こすのは可哀想だから出来れば起きていてほしい…

そんなことを考えながら、玄関ドアをゆっくりと開けた。


「ただいま」


すると、リビングの奥からパタパタとスリッパが鳴る音がして、扉がガラッと開いた。


「零!おかえり!」


笑顔で出迎えてくれたリラが愛しすぎて、僕は思わずリラの腕を引いて、自分の身体の中にぎゅっと閉じ込めた。


「れ、零?」

「起きていてくれたんだ」

「うん。明日は午前中オフだから、夜更かしできるの」


そう言って笑うリラの頬にキスをして、おでこにキスをすると、リラは次は唇…と目を閉じてそれを待ってる。

その単純さと、キスを待ってる時の目を閉じた顔がまた可愛くて、思わずそれを凝視してしまう僕。

それに気付いたリラがぱちっと目を開けて、顔を真っ赤にしながら僕を小突く。


「もう!恥ずかしいじゃない…
キス待ってる顔、すごい見られた…」

「ごめん…あまりにも可愛すぎて…」


そう言いながら、僕はリラの唇を奪うようにキスをした。


「んっ…」

「…リラ…もう一回、していい?」

「…いいよ?」


1ミリ、唇を離してそう聞き、またすぐに唇を重ねる。
温かくて柔らかいリラの唇を、心ゆくまで堪能した僕は、満足げに唇を離すと、リラの髪を撫でた。


「…ごはん、作ってるよ?」

「うん。でも、それは明日いただくよ。
今日はすぐにシャワー浴びて、リラと話しながら寝たい」

「…ん。じゃあ、ベッドで待ってるからすぐ来てね?」

「もちろん。」


微笑んでまたリラの頬にキスをしたあと、リラを抱き上げてベッドまで連れて行き、自身はバスルームへと向かった。




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