• テキストサイズ

【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第38章 零じゃなきゃ ☆




ビクッと身体を震わせたわたしを、零が後ろから大事そうに抱きしめながらわたしの名前を呼ぶ。


「リラ…」

「もうダメ…死んじゃうよ…」


さっきからもう快感で頭が揺さぶられて、気を失いそうになってる。

流石にもう限界だと零の方を見ると、零は平然とした様子でわたしの髪を撫でた。


「死なれるのは困るな…」

「でしょ?」

「うん。…でも、足りないんだ。」


わたしのギブアップをあっさりと覆した零は、わたしをじっと見つめながら言う。

まるで子犬みたいな可愛い顔して。


「もう一回したい」

「〜っ!!ずるいよその顔!」

「ダメですか?」

「…だめ…」


流石にもう無理!!と、心を鬼にしてNOを突きつけてはみたものの、零はわたしの母性本能をくすぐる技を覚えたらしい。


「本当に?」


眉をハの字にして、首を傾げてくる零に、子犬の耳が見える。


「…ダメ…じゃない…」


あぁ。結局この人には敵わなかった…

わたしからOKをもぎ取った零は、嬉しそうに微笑みながらわたしの耳元で囁いた。


「無茶苦茶に、愛してあげる」


そしてまた、零の掌がわたしの身体を這い、夜が巡っていく…


/ 945ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp