【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第36章 ドS男の過去 ☆
さっきまでリラが見ていたドラマから、突然音楽バラエティ番組へと変わる。
そして、あろうことかその音楽バラエティに出ていたのは
「あ…藤さん…」
テレビの方を見てぽつりとその男の名前を呼んだリラの唇を、今度は少しだけ乱暴に奪った。
「んんっ…」
くちゅ…と舌を絡めて、リラが僕だけしか見れないように、何度も何度もリラの味を味わう。
知り合いが画面に映る中キスをするのが恥ずかしいのか、リラはリモコンに手を伸ばし、電源を切ろうとした。
が、僕はリラからリモコンを没収する。
「えっ…どうして?」
「…このまま。僕に抱かれているところを見せてあげて?」
「なに言って…っ…んあぁッ」
零はわたしを後ろから抱きしめながら、ゆっくりと服の上から胸に触れた。
まるで、壁に映る藤さんに見せつけるように。
「や…零っ…
恥ずかしいよ…」
目をぎゅっと瞑って、恥ずかしいと言うわたしを完全無視の零は、ぷつ…ぷつ…とわたしの部屋着のボタンを開けていく。
そして、あっさりとわたしの上半身が露わになった。
「あっ…や、やだ…」
そう言いながら、もう一度リモコンを奪おうとトライするわたしの手を握ると、零は意地悪に耳元で囁いた。
「どうして消そうとするの?
ただのテレビだろ?」
「だ、だって…知ってる人だから…」
「へぇ?」
不敵に笑った零は、わたしの太ももを後ろから撫で、そのまま脚を大きく開脚させた。
「や…やだ…」
ショーツが丸見えになるこの体制で、藤さんに見せつけるように、零はショーツの上から割れ目をなぞる。
「濡れてる…
リラは僕以外に見られて興奮するんだ?」
「ちが…」
「違う?
じゃあ、コレも脱いで、見てもらおうか」
そう言うと、零はわたしのショーツをするすると脚に通し、あっという間に全裸にさせられた。
そしてまた、両脚を大きく開脚させられる。
「ほら、見て?って言ってごらん?」
「や…」
嫌なのに、零のイジワルのせいでわたしの蜜壺からトロリと蜜が溢れた。