【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第35章 ベテルギウス ☆
そして、零の手がわたしのトップスの隙間から素肌を張って、背中の下着のホックを外した。
「ダメって言ったらやめるの?」
そう意地悪に聞いてみると、零はわたしの唇を奪いながら開き直ったように言った。
「やめないよ。
無理矢理する…」
「んっ…ぁ…」
無理矢理なんて、嘘ばかり。
零の舌はいつも通り優しくわたしの舌に絡んだ。
そして、ホックを外すために背中にあった零の右手は、いつの間にかわたしの胸の辺りに移動する。
「零の手、大好き…」
「手?」
「ん。いつも、わたしのこと、癒してくれるの。」
「虐めてくれるの間違いじゃなくて?」
意地悪に笑う零は、わたしが反論できないようにまた舌を絡ませて口を塞いだ。
そして、やわりと胸の膨らみを揉む。
「んあっ…ぁ…」
「柔らかいね…」
「零っ…ぁ…」
ピクッと身体を震わせると、零はわたしの肩に自分のジャケットを掛けながらわたしの髪を撫でた。
「寒くない?」
「寒くて震えたんじゃないの…」
「知ってる」
だけど少し肌寒かったのは事実で、零はわたしの心を読む天才だと今日も思った。
零の手がわたしのトップスを上まで捲り上げると、ぽろ…と露出した双丘に彼の熱い舌が這う。
くちゅ…
「っ…んッ…ぁ」
突起を潰すように舐められると、わたしの奥からじわりと期待の蜜が溢れた。
それを逃すはずもない零は、同時にわたしの太ももを撫でながら徐々に足の付け根に手を這わせていく。
「思えば外でするの、初めてだな」
「んっ…車の中だから外じゃ…」
「気付いてない?
フロントガラスから覗けば外から丸見えだよ」
そう言われ、ハッと前を見ると確かにフロントガラスからは外がよく見える。
つまり、中は外から丸見えということだ。