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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第34章 ふるやれい 7さい




安室side

風呂から上がり、ようやく就寝の時間がやってきた。

効果は12時間。
つまり、これでもう寝て仕舞えば起きた頃には元の姿に戻っているということ。

この不便な身体ともオサラバだ。
そして、元の姿に戻ったらリラを思いっきりいじめ…もとい、可愛がってやろう。

そんな思惑を抱きベッドに入ると、リラも同じように横になりながら残念そうに言う。


「あーあ。
零くんの身体、元に戻っちゃうのかー」

「むしろやっとですよ」

「可愛い零見納めなのね…
写真隠し撮りしておいてよかった」

「え?!?」

「ほら見て?
オムライスを食べる零くんに、オレンジジュースを飲む零くん。PCいじる零くんに、歯磨きする零くん!
全部可愛い…!!スマホのホーム画面にしよっと」


隠し撮り!?
そんなことする子だったのか!?

と、リラの新たな一面を垣間見たものの、ツッコむ元気も無く、僕はベッドの中で目を閉じた。


すると、リラが僕の髪を撫でながら言う。


「ねえ、抱っこして寝てもいい?
いつも零がわたしを抱っこして寝てくれるから、今日はわたしが」

「…まあ、いいよ」


抱っこぐらいいいか…そう思い、僕はリラが両手を広げる胸に飛び込んだ。


「零は可愛いって言ったら怒るけど、本当に可愛いの。
怒らないで聞いて?」

「なに?」


リラの突然真剣なトーンに、僕は思わずリラの目を見た。


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