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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第34章 ふるやれい 7さい




安室side


何故、こんなことに…


脱衣所でリラに服を脱がされてすっぽんぽんにされた時、思わずそう心の中でつぶやいた。


本来ならリラと一緒に風呂は願ったり叶ったりの愛しいイベント。
なのに今の僕の身体は推定7歳だ。

情けない…本当なら風呂でリラを抱きしめてキスをして、それから…と、やることは盛りだくさんなはずなのに、それが一つもできない。

今日一番のストレスを感じながら、僕はバスルームへと足を踏み入れた。

かけ湯をして湯船に浸かると、そのすぐ後ろにリラが入ってくる。

そして後ろから僕の身体をぎゅっと抱きしめて捕まえた。


「零ー!」

「わっ…」


背中に、リラの柔らかい胸の感触があたる。
全意識を背中に集中させていると、小さい身体の僕のモノがぴょこ…と上を向き始めた。


っ…え!7歳ってもう勃つんだったか?!

と、自分が通ってきたはずの道をすっかり忘れていた僕は焦りながら咄嗟に鬼塚教官の顔を思い浮かべた。


「ふふ。いつもはわたしが零にこうして後ろから抱きしめられてるけど、今日は逆だね」


リラの胸の柔らかさだけで僕の身体が反応していることなんてつゆ知らずのリラは、呑気にそんなことを言う。


「いつも、僕に抱っこされているリラはこんな気持ちだったのかと思うよ…」

「こんな気持ちって?」

「…後ろから抱きしめられて、素肌が触れるのが気持ちよくて、でも少しくすぐったくもあり、温かくて幸せな気持ち」


そう言うと、リラはふふと笑いながら言う。


「いつもね、零が後ろから抱きしめてくれるとき、物凄くドキドキしてるの。
大きな身体でわたしのこと包み込んで、優しくて心地よくて…
何か、零の本当の身体が恋しくなっちゃった」

「リラ…」


リラがそんな風に思ってくれていたことを、初めて知ったな…

まあこう言うシチュエーションでもない限り、わざわざ言わないか…


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