【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第34章 ふるやれい 7さい
ひよこの絵を描いたオムライスを、口の周りを汚しながら食べる降谷零(推定7歳)
可愛すぎて、死ぬかと思った。
自分の身体に比べて大きめのノートPCを膝に置き、ちいちゃい手でタイピングする降谷零(推定7歳)
天使すぎて尊いが過ぎる…
さっきから零くんを見ては悶絶するわたしは、完全にキャラ崩壊している。
クールな完全無欠の歌姫はどこにもいない。
今はソファーに座ってクッションを抱っこしながらテレビを見ている零を、わたしはキッチンで食器を片付けながら眺めている。
クッション抱っこしてる様子がまた可愛い…
と、悶えているとお風呂が沸いた音楽がピロロロと鳴った。
「零くん、お風呂入ろっか?」
一緒に入る気満々のわたしは、ソファーに座るちび零にそう聞くけれど、零はプイッとそっぽを向く。
「1人で入れます」
「だめ!そんなちっちゃい身体でもし足を滑らせて溺れたらどうするの?!
わたしが身体も頭も洗ってあげる」
「…1人で入れます」
よっぽど嫌なのか、同じことを2回言う零。