【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第34章 ふるやれい 7さい
まるで小学生まで身体が縮んだみたいだ。
う、嘘だろ…
あり得ないこの状況に、冷や汗が止まらない。
そんな僕をよそに、リラは呑気に僕の頭を撫でた。
「で、君のお名前は?」
「っ…リラ!僕だよ!降谷零!」
「え??君も零って名前なの?」
と、信じてくれるはずもない。
そんな時、僕の安室透のスマホがまた鳴った。
どうやら阿笠博士が掛け直してきたみたいだ。
「あれ?安室さんのスマホがあるのに、零どこ言ったんだろ?
忘れて行ったのかな…?」
そう呟きながら、僕のスマホを手に取った。
けれど、さすがに勝手に出るのは…と躊躇するが、着信は鳴り止む気配はない。
「…今席を外してるって言えば良いよね?」
そう前置きして、リラは阿笠博士からの電話を取った。