【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第33章 降谷零の右腕になるには ☆
ガクガクと脚が震え、思わずその場に倒れ込んだわたしを、間一髪、零が左手で受け止めてくれた。
「れ…っ…」
「ごめん、ちょっとやりすぎたな…」
満身創痍、もう身体も心も骨抜きにされて、トロトロに溶かされたわたしを見て、零は優しく微笑みながらぎゅっと身体を抱き寄せた。
「…もう一回したいって言ったら、怒る?」
「お、怒る!!」
咄嗟にそう返事をしたわたしを見て、零はあははっと片眉を下げて笑った。
こんなにエッチなことした後に、まるで子供みたいに笑うんだから。
そう思いながら、わたしは乱れた息を整えながら零の身体に寄り添って、浅い息を吐いた。