【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第33章 降谷零の右腕になるには ☆
そして、ちゅ…っと吸った後、唇を離して確認したリラは、嬉しそうに笑った。
「ついた…わたしの零ってしるし…」
「いい子だ」
「もっとつけてもいい?」
「どうぞ。好きなだけ」
そう言うとリラは僕の首筋や鎖骨、胸板の上にいくつか赤い痕をつけていく。
そして、そのまま舌で僕の腹筋を下へ移動させていく。
「っん…」
「零のここ、苦しそうだから、出してあげるね」
そう言ってベルトに手をかけ、ぎこちなくそれを外したリラは、ボクサーをズボンごと下げた。
ビンッと飛び出して来た大きな肉棒に、一瞬目を丸くして驚いた様子だったが、ゆっくりとそれに触れた。
「あ…っ…」
「こうしたら、気持ちいい?」
僕の瞳をじっと見ながら、僕のモノを握ったリラは上下にそれを扱き出す。
先から透明な先走りの液が漏れ、クチュクチュと音が鳴ると、恥ずかしさで顔を左手で覆った。
いつも、リラのことをこうして虐めては、愛でているのは僕なのに。
これじゃあいつもと真逆だ。
「零…だんだん大きくなってくるね…可愛い…」
「っ…ぁ…リラ…」
そんな言葉責めが、ダイレクトに僕の腰に来て、思わず声が漏れた。
このままやられっぱなしは性に合わない。
そう思った僕はズルい手を使う。
「リラ…こっち来て、キスして?」
そう言うとリラは、僕の肉棒から手を離し、僕の唇を奪う。
「零…大好き…」
「僕も好きだ」
そして今度は僕が左手でリラの胸に触れる。
「左手で、いつもより下手だと思うけど」
「っん…そんなことないっ…
零に触れられるだけで、幸せ…」
「リラ…もう我慢できないから、上に乗って挿れて?
自分でできるだろ?」
教えただろ?と言わんばかりに髪を撫でると、リラはコクンと頷いて自分でショーツを脱ぎ、僕の上に跨った。