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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第32章 Precious




「会場のゴミ箱は定期的に清掃員が回収し、不審物が有ればすぐに警察に連絡するよう伝えてある。」


「なら、可能性が高いのは楽屋、控室ね。
もしかしたらスタッフに変装して潜り込む気かも」

「あぁ。ライブ中は誰もいなくなるタイミングもあるだろうしな」

「なら、他の場所は他の捜査員に任せて、私たちは関係者控室を重点的に回りましょう。」

「そうだな」


涼宮と仕事をし始めて思ったのは、物凄くやりやすい。ということ。
僕が今なにを考えているのか、次はどうしようとしているのか、100言わなくても分かる。

取り調べ班でエースと言われていると小耳に挟んだことがあるが、あながち間違いじゃない。

優秀な刑事だ。

警察学校時代は、涼宮のことちゃんとよく見ていなかったからな…


そんなことを思いながら、見回りを続けた。


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