【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第31章 警察官に相応しい彼女 ☆
更に、リラの表情がいつもよりも妖美に誘っているように見えて、思わず息を呑む。
けれど…
「リラ…今から少し仕事をしないといけない」
心を鬼にして、リラの身体をグッと離すと、リラはしゅんと下を向いた後に言う。
「…わかった。
ベッドで待っててもいい?」
「いいけど…何時に終わるかわからないよ?」
「それでもいい。待ってる…
ねぇ、待ってるからベッドまで抱っこして運んで?」
そう言いながらリラは両手を広げて僕を見た。
どうしたんだ…
リラがそんなこと言うなんて、珍しいを通り越してある意味緊急事態だ。
そう思いながらも、僕はリラの身体を抱き上げてベッドルームまで運んだ。
そして優しく下ろすと、その反動でリラが僕の腕を勢いよく引いた。
「うわっ…」
バランスを崩した僕の身体は、ベッドの上でリラを押し倒すような形になる。
下に目線を落とすと、僕の身体の下には赤い顔したリラが、じっと僕を見つめてる。
まるで、誘っているような目でじっと見つめてくるリラの頬を、ス…と撫でた。
「悪い子だな。リラは。」
「…悪い子、嫌い?」
「いや?好きだよ。
好きだ…リラ…」
観念した僕は、リラの唇を奪い、舌を絡める。
舌が絡むたびにくちゅ…といやらしい音が響いて、部屋の空気も甘くなっていく。
あぁ。もう我慢なんて、出来るはずもなかった。