【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第31章 警察官に相応しい彼女 ☆
そう言うと、リラは僕の顔をじっと見て、むーっと複雑そうな顔をしたかと思えば、僕の身体にぎゅっと抱きついてきた。
「リラ?」
「零はわたしの…」
そう言って小さい子供みたいに僕にしがみつくリラ。
参ったな。今から警備体制の検討をまとめないといけないのに、これじゃあリラを可愛がって時間が過ぎそうだ。
「うん。僕は、リラのだ」
「…ほんと?」
「あぁ。本当だよ」
「じゃあ、証明して?
零はわたしのって、今…」
そんな可愛いワガママを言うリラの頬に手を添えて、僕はゆっくりと唇を奪う。
「んっ…」
触れるだけのキスをして、そっと離して目を見つめると、リラは僕に縋りつきながら甘えてくる。
「もっとして…」
「リラ…」
名前を呼びながらまた唇を重ね、今度はリラの小さな舌に自分の舌を絡めた。
リラの味が、また愛しさをくすぐって、僕はリラの身体を抱きしめながら、食べるようにキスをする。
「んっ…れ…いっ…ん…」
「っ……ん…」
くちゅ…ピチャ…
舌が絡むたびに、リラの脚がガクガクと震え、ある瞬間フッと力が抜けたリラの身体を支えた。
「…っ…骨抜きにされちゃった」
「リラ…」
潤んだ目でじっと見つめられると、このままベッドに連れて行き、最後までしたくなる。