【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第30章 ジェラシーの温度 ☆
わたしの静止も虚しく、零の大きいモノが後ろからわたしを貫いた。
ズプッ…
「あぁああっ」
「…っ…そんなに締めないでください。」
そんなこと言われても、締めてる自覚のないわたしは、零がくれる快感に抗うのに必死だ。
零はわたしの腰を逃げられないようにがっしり掴んで、身体を密着させて奥までズン…と突いた。
「あぁっ…」
「ん…っ…イキそ…」
「あっ…もうだめ…」
「イク…」
いつもよりも短い挿入時間で、零のモノから勢いよく飛び出した精液が、わたしのお尻にかかった。
我慢できなくなっちゃったの?と思うと、愛しくて嬉しくて、零のこと抱きしめたくなる。
「っ…リラ…」
「れ…っ…も…ダメ…」
はあはあと浅い息を吐くわたしを後ろから抱きしめながら零が耳元で囁いた。
「汗かいたな。
一緒にお風呂入ろうか」
「や!ま、待って!」
今一緒にお風呂入ったら絶対にこのエッチなモード終わらない!
そうなればわたしは夕食まで身体は持たないし、夕食後の満腹で寝ちゃう可能性だってある。
せっかく温泉に来たのに!!
「へ、部屋のお風呂は夜に入ろ?
大浴場と温泉にも行きたいなーって」
「そう?」
平然としているおばけ体力な零をよそに、わたしはいそいそと大浴場に行く準備を始めた。