第29章 零と過ごす2度目の夏　☆

安室side


僕にしては珍しく、リラを虐めて楽しんでいる。

バイブで攻めると、初めての感覚に戸惑いながらもあっさりと絶頂を迎えたリラを見て、嫉妬心が湧き上がった。

こんな機械にも嫉妬するなんて、僕もいよいよヤバいな。

そう思いながらも、湧き上がるこの嫉妬心と支配欲は収まらず、すっかりバーボンの顔になった僕は、リラの耳元で悪魔のように囁いた。


「舐めて」


言われるがまま、リラは大人しく僕の脚の間に腰を下ろし、長い髪を耳にかけたあと、ゆっくりと口元を僕の股間に近づけて行く。

そして、ゆっくりと亀頭を舌先でペロリと舐めた。


「っ…ぁ…」


僕から小さく声が漏れたのを聞いたリラは、僕のモノを見せつけるようにゆっくりと口に含んだ。

まるで、さっきの僕に仕返しをするように、挑発的に。


じゅぷ…と奥まで咥え込んだ状態でじっと瞳を見つめられると、思わずきゅんと腰に来た。


「リラ…その顔、たまらない…」


そう言いながらリラの頬を撫でてやると、口の中に入っている僕の形がよくわかる。


「んっ…れい…っ…ん」


僕の名前を途切れ途切れに呼び、リラは口に含んだモノを吸い上げながら上下に顔を動かした。

柔らかい舌の上に、肉棒が何度も擦れて思わず絶頂を迎えそうになるのを必死で堪えた。


「っ…リラ…ぁ…」

「っん…っ…ん…」


必死で欲望を抑え込んでいた僕も、もうそろそろ限界が近い。

話しかけようとしてリラの頬を撫でてやると、リラは咥えていた肉棒を口から離して僕の方を見た。


「挿れようか…」


その一言で、リラの瞳に期待の色がさした。
そしてその期待を、僕は一瞬で裏切ることになる。