【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第24章 この部屋で最後に ☆
零に肩を抱かれながら脱衣所に連行されると、零が突然、着ていた白いシャツをバッと脱いだ。
「なっ!なんで脱ぐの?!」
「え?」
お風呂に入るのだから当たり前のこの行動なのに、わたしはテンパって思わず目を手で覆った。
「風呂に入るんだから、そりゃあ脱ぐだろ?」
あっけらかんとそう言いながら、零は次々に服を脱いで行くと、タオルを腰に巻いてお風呂に入る準備万端!という感じだ。
「ほら、リラも脱いで?
…それとも、脱がせてほしい?」
零の目が突然意地悪に挑発してきて、わたしの着ていたブラウスのボタンに手をかけた。
零に脱がせてもらう
または、自分で脱ぐ
どっちを選択しても、恥ずかしいことには変わりないこの状況。
零の前で、自ら裸になる勇気が出ず、わたしは零が一つずつボタンを外して行くのをぎゅっと目を瞑って待った。
「脱がせてくださいは?」
いつになくセクシーな声を出してそう言う零に逆らえず、わたしはあっさりと負けを認める。
「っ…脱がせて…ください」
そう言った瞬間、ボタンが全て外し終わり、わたしの身体からブラウスが一枚剥ぎ取られた。
そして次は下に履いていたミドル丈のタイトスカート。
腰のホックを緩めると、零の手がスッとスカートを下に落とし、あっさりと下着姿の身体が晒される。
上下、白地にピンクのレースが付いた下着を見て、零は背中にキスをしながら優しく言った。
「可愛いね…
でも、今回は問答無用で脱がせるから」
その言葉と共に、ブラのホックがぷつ…と外され、零の手がブラと胸の間に滑り込んでくる。
「あっ…れ、零!?」
「リラ…可愛すぎる…」
「お風呂入るんでしょ?!」
慌ててそう言うも、完全にスイッチが入った零の手は止まらない。