【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第19章 愛しい味 ☆
適当に一冊手に取り、パッと開いたページは、なんと女の子が上に乗って、彼氏のアレを口に含んでいるところだった。
「きゃーーー!!」
思わず悲鳴をあげて漫画をバタンッと閉じると、ヨーコちゃんが不思議そうにわたしを見た。
「そんなハードなプレイなかったはずですよ??」
「えっ!だ、だって、アレ!
咥えてたじゃない!十分ハードだよ!!」
「そんなの、普通ですよ?」
あまりにもヨーコちゃんが平然と言うから、わたしは自分の世間知らずさにガーーンとショックを受ける。
そうなんだ…普通なんだ…
まあでも、零もわたしのアソコを舌で…
そこまで考えると、不意にこの間零に散々舌でソコをいじめられたことを思い出し、またボッと顔が熱くなった。
待って…じゃあ、わたしが零のアレを…口で…
「むっ、無理!無理無理!
恥ずかしすぎるそんなの!
だって咥えてるところ見られるんでしょ?!」
「でも、男の人はシテもらったらすごく喜ぶし、逆にシテくれないと飽きちゃうかも…」
「えっ…」
ヨーコちゃんの何気ない発言に、わたしは動揺を隠せない。
飽きられる?!
それだけは絶対に嫌だ!
「今日、が、頑張ってみようかな…」
「ぜひ♪あ、これ貸すのでおうちでゆっくり読んでイメトレしてくださいね。
返すのはまたお家に来た時で大丈夫です」
そんなこんなで、ヨーコちゃんに借りたエッチな漫画を携え、わたしは頭の中を今日の夜のことでいっぱいにしながらハーブティーを一気飲みした。