【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第16章 愛が重い ☆
「濡れてるな…
同じポーズを取って感じてるの?
それをカメラマンに撮られるときも、同じように感じてた?」
「そ、そんなわけないでしょ?」
「へぇ?なら、どうして今はそんなに濡らしているんだ?」
「べ、別に…濡れてない…よ」
そんな意味のない強がりを言うと、零の手がわたしのショーツの方へ伸びてくる。
思わず脚を閉じようとしたわたしを静止して零が笑った。
「ポーズ、崩しちゃダメです」
まるで催眠術にかかったみたいに大人しく言うことを聞いて、また元のポーズに戻ると、零の中指がゆっくりとショーツに這った。
「っん…ッ」
「ほら、濡れてる」
指が這うと同時に くちゅ… と音が鳴ったわたしのソコは、零の言う通りありえないほど濡れていた。
「だって…零が触るから」
かあっと顔を赤くしながら言うと、零は意地悪な顔してわたしを見た。
「触る前から濡れてたけど?」
普段は優しい彼の突然見せるSっ気に、ドキドキと胸を鳴らしながら、観念して白状してしまう。
「っ…零が、見るから…」
「僕に見られただけで濡らすの?」
そう言いながら、零はぎし…とベッドの上に身を乗り出した。
改めて言葉にされると恥ずかしい。
だけど、零に見られただけで感じたのは紛れもない事実で、わたしは静かにこくんと頷いた。
「素直ですね…」
優しく微笑んだかと思えば、零はわたしの身体をぎゅっと抱きしめると、後ろに腕を回してカーディガン越しにブラのホックを外した。
「あ…」
「…全国の不特定多数の男が、リラをオカズに使っていると思うと、おかしくなりそうだ」
低い声で耳元でそう囁くと、零の指がわたしのブラの中に侵入してきた。