【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第15章 世界で一番幸せな朝を ☆
ピクッと勝手に脚が反応して、わたしは慌てて零を見る。
「零…っなに?どうしたの?」
「…独り占め、させてください」
「あ、朝だよ!!?」
「朝だから、ですよ」
意地悪にそう笑いながら、零の手が太ももからわたしのお腹を這って、上へと伸びて来た。
何もつけていない裸のまま、零の掌がわたしの胸を覆う。
そしてゆっくりとそれを揉んだ。
「あっ…」
「リラ…可愛い…」
「やっ…ぁ…零のエッチ…」
「エッチだよ?
エッチでいいから、リラ…抱きたい。」
そんな風に開き直りながら、零はわたしの頬に手を添えた。
そしてもう一度ダメ押しでわたしに選択権を譲ってくる。
「リラはしたい?したくない?」
そんな意地悪な二択、答えは言わなくてもわかるくせに…
もう太ももの間にジワリと期待の蜜が滲んでいて、太ももを閉じるとヌル…とした感覚がある。
わたしはぎゅっと目を瞑りながら、零に正直に言った。
「したい…です」
これで、また零が抱いてくれる。
そう思っていたのに、零はまだわたしに言わせようとする。
「したい?なにを?」
「なにって…そっそんなの言えない!」
かあっと顔を赤くしてプイッとそっぽを向くわたしを見て、零はクスクス笑いながら抱きしめてくれる。
「ごめんごめん。からかい過ぎたな。
…じゃあ、いただきます」
突然セクシーな声でそう言った零は、撫でていたわたしの太ももをゆっくり上に向かって手を這わせた。