【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第14章 溶け合う体温 ☆
頭がぼーっとして、身体がずくずくと脈打つ
あの感覚だ…
この間、零に教えてもらった
「…もしかして、イッた?」
髪を撫でられながらそう聞かれると、わたしはかああっと顔が熱くなる。
初心者らしい反応を見せるわたしを見て、零はまた意地悪に笑う。
「リラは、処女なのにいやらしいな」
「そんなこと…ないっ…ぁ」
「あるよ…こんなに濡らして、指入れただけでイッて、喘いで、…ソソる。」
そんなこと言いながら、また零の指がわたしのナカに侵入してくる。
ズズズズ…ッ
「あっ…やああっ…」
零の指が動くたび、 グチュッ…ぐちゅ…と水音がだんだん大きくなって、わたしの身体ももう全身骨抜きにされて力が入らない。
散々零の指に潤されたわたしの身体は、ビクビクと何度も痙攣してる。
もう、意識飛びそう…
そう思いながら、零の首に腕を回してぎゅっとしがみつくと、零はわたしの髪を撫でながら言う。
「リラ……抱きたい…最後まで」
「っ…」
ストレートすぎる言葉に、わたしは思わず顔を真っ赤にする。
そんなわたしの髪を撫でながら、零はじっと瞳の奥を覗いて改めて
「リラの初めてを、僕にください」
そう言った。