【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第14章 溶け合う体温 ☆
初めて、零の前にわたしの上半身が晒される。
わたしの上に跨った零が、見下ろすようにわたしの裸を凝視していて、わたしは思わず恥ずかしくて自分の手で隠した。
「…どうして隠すの?」
「だって…そんなに見ないで…」
「…見るよ。…ずっと、見たかった。
僕に見せて…?」
そう言いながら、零はゆっくりと優しくわたしの腕を解いた。
そして横に広げられると、また一糸纏わぬ上半身が曝け出される。
「や…も…恥ずかしくて死にそう…」
目をぎゅっと瞑ってそう言って顔を逸らしたとき、零の顔がゆっくりわたしの胸の方へと近づいてきた。
そして、脳を駆け巡った快感にわたしは身体を大きく震わせながら高い声を上げた。
「あっ…ぁああ」
零の舌が、わたしの胸の突起を潰すように舐めている。
くちゅ…
「っん…リラ…」
「あっ…や…あぁ」
気持ち良すぎて、くすぐったくて、脳がぼやける。
舌でここを舐められるのがこんなに気持ちいいの…?
これだけで、わたしの頭は真っ白になりそう。