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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第13章 ZERO




少年探偵団のおかげでカプセルの軌道変更が成功した。

まったく、この少年には驚かされることばかりだ…
事件のこともすべて綺麗に推理して謎を解いている。

本当に小学生なのか?という疑惑が日に日に濃くなっていくほどだ。


ふとコナンくんの胸ポケットで携帯が光ってることに気づいた僕は、彼にそのことを伝えた。


「携帯、光ってるよ」


携帯…
そう言えば、リラは無事だろうか。
先程のIoTテロで怪我なんかしていなければいいが…


不意にリラのことが気になって、僕も自分のスマホの画面を見るとリラから一本LINEが入っている。



「今日、エッジオブオーシャン横のカジノタワーでステージの視察に行きます。
帰りは夜になりそうだから、先に寝ててね」


ああ…あそこでライブをやるのか…

そう思った瞬間、僕の無線に耳を疑いたくなるような情報が飛び込んできた。


「先程軌道修正したカプセルですが、原因不明の爆発のためこのままでは東京湾の埋立地に墜落します」


東京湾の埋立地…ってあそこにはエッジオブオーシャンが。

リラ…!!


一瞬で僕の脳裏にリラの笑った顔が浮かんだ。

コナンくんの様子をみると、どうやら蘭さんも今警視庁から避難してエッジオブオーシャンのカジノタワーにいるらしい。


「今度は僕の協力者になってもらうよ」


そう言うコナンくんを見て、僕はフッと笑った。


いや、君の方こそまだ僕の協力者だよ。


口には出さずに胸の中だけに止め、僕は急いでコナンくんと一緒にRX-7でエッジオブオーシャンへと向かった。




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