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【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第13章 ZERO




ジャケット衣装の打ち合わせが終わった。

個人的に物凄くわたし好みの衣装をピックすることができて、大満足。
これからエッジオブオーシャンのカジノタワーへ向かうため、山岸さんが先方へ連絡をしている間、
会議室のTVを眺めていた。


その時、


プシューーーッ パリパリパリッ


大きな破裂音を立てて目の前のテレビが煙を出して暗転した。


「え…なにこれ、故障?」


そう思っていたら、会議室の外から聞こえる話し声がザワザワと大きくなってきた。
中には悲鳴らしきものも混じってる。


なに?何が起こってるの…?


慌ててSNSを開くと

・パソコンが爆発した!
・電気ポットから煙が出た

など、家電製品のトラブルが次々とタイムラインを埋め尽くしていた。

ただ事ではなさそうなこの状況に少し慄いていると、会議室に電話をしていた山岸さんが戻ってきた。


「Lila、先方と連絡ついたよ。今からカジノタワーに向かうから、準備して」

「あ、はい」


まあ今の所、何か災害情報が出ているわけじゃないし、何も心配せずいつもどおりの生活をしていれば大丈夫なのかな…?

若干の不安は残しつつも、自分のスマホは無事だということもありそこまで深く考えずにわたしは山岸さんの車に乗り込むと、エッジオブオーシャンへと出発した。


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