【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第10章 初めてのデート ☆
そして下着の上に安室さんの手が到達した時、安室さんがわたしの首筋に舌を這わせながら言う。
「心臓の音、すごい…」
「…っ…死にそ…」
恥ずかしさと、嬉しさと少しの期待で、わたしの心臓は停止寸前だ。
だんだん速くなっていく鼓動に、感情が追いつかない。
そんなわたしを見て、安室さんは困ったように笑った。
「リラ…ごめん。
…やめてやれない…」
そう言うと、下着の上に手を這わせ、指を折り曲げながらわたしの右の胸をゆっくりと揉んだ。
「っあぁッ…」
「…リラ…可愛い…
もっと、見せてください。リラの感じた顔…」
そう言いながら、安室さんがふにふにとわたしの胸を何度も揉み、その度にわたしから甘くて高い声が漏れる。
この感覚、感じるって言うんだ…
初心者すぎるわたしは、安室さんがくれるこのくすぐったい快感に身を捩らせながら、自分から勝手に出る声に耳まで赤くなる。
どうしよう…
どうしよう…
こういうとき、どうすれば正解なのか全然わからず、わたしはひたすらに安室さんの手の感覚を必死に追いかけてた。