【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第9章 I fancy you
まあ、じっくり時間をかけて教えていくと言ったしな…
焦る必要はないか。
自分にそう言い聞かせ、この小悪魔な彼女の誘いに乗り、僕はベッドへと寝転がった。
リラも嬉しそうに僕の隣に来る。
「ねぇ、昨日の夜みたいにぎゅってして?」
「…いいよ。おいで?」
そう言って手を広げると、リラはぎゅっと僕の腕の中に来た。
ふに…と、僕のみぞおちの少し上あたりに、リラの柔らかいものが当たる。
耐えろ…
今日付き合ったばかりだぞ…
キスまでだ。キスまで…
平静を装い、そう繰り返し唱える僕にリラが更に攻撃を仕掛けてくる。
「安室さん」
「うん?どうした?」
「…さっきのキス、もう一回して?」
「…さっきのって…息が出来ないやつ?」
まさかな…と思い聞くと、リラは顔を赤くしてコクリと頷いた。
「そう。…したい」
「したいって…」
あんなキス、ベッドでしたら絶対に我慢出来なくなる。
リラをめちゃくちゃに襲ってしまう。