【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第9章 I fancy you
そう思って少し躊躇うと、リラは傷ついたような顔をする。
「やだ?」
「…嫌なわけないだろ?
…そんな顔しないで。」
すぐにリラに負けて、観念した僕はリラの首の下に腕を回して腕枕をすると、リラの顔をこちらに近づけた。
そして、ゆっくりと唇を重ねる。
ちゅ…
触れるだけのキスをしながら、リラの唇を自分の舌でノックするように突くと、リラの唇がゆっくりと開く。
その隙間から、リラの口内に舌をねじ込むと、小さな舌がびくっと引っ込んだ。
「…リラも絡めないと、出来ないよ」
「あ…そっか…うん」
従順に言うことを聞いて、リラは僕の舌に小さな舌を絡めた。
「ん…っ…」
「っ…リラ…」
ふたつの舌が、ゆっくりと味わうように絡む。
クチュ…ぴちゃ…
水音が耳に響いて、同時にリラの柔らかい舌に快感が刺激され、思わず自分の下半身が反応して腰を引っ込めた。
まずい。勃った…
幸いにもリラは気付いていない様子で、必死に舌を絡めている。
可愛い…可愛すぎる…
抱きたい…