【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第9章 I fancy you
安室side
荷解きを終え、交代にシャワーを浴びた。
僕が出る頃には、リラは髪を乾かして部屋着に着替えた状態で、寝る前のストレッチをしている。
ショートパンツから伸びた、白くて細い脚に目を奪われ、ハッと逸らすと次は部屋着の胸元から覗く谷間に目を奪われる。
レースのあしらわれたキャミソールに、ざっくりニットを羽織っているリラ。
完全に男を煽る格好をしている。
そんな無防備に…僕の気も知らないで…
そう思ったけど、よく考えればもう恋人同士なんだし、遠慮する必要も無いか…?
そう思い、ストレッチをするリラを後ろからぎゅっと捕まえた。
「わっ!びっくりした!」
「君は、本当にストイックですね」
そんなこと言いながら、リラの肩に顎を乗せ、目線を落とすと鎖骨の下にリラの柔らかそうな膨らみが目に入った。
…触りたい…
そう思いながら、ゆっくりと手を伸ばし、あと少しで膨らみに触れる…というとき、リラが無垢な笑顔で僕を見た。
「ねえ!今日も一緒に寝てくれる?」
「…あ、あぁ。
…寝るけど…寝るだけ?」
「ん?寝る以外に何するの?」
まさか僕が今脳内で全部脱がせて抱こうとしていたとはつゆ知らずのリラは、相変わらず可愛い笑顔で言う。