第20章 イナミとウルキ集
その2楽しいお絵描き
ある日、イナミとウルキはお絵描きをしていた。ちなみにお絵描きに使っているのは日本で買ってきた落書き帳と赤ちゃん用のクーピーである。
「わ〜上手に描けてるね!何描いてるの??」
イナミ「パパとママ〜!!」
ウルキ「エトとパパ!」
「じゃぁパパが帰ってきたら見せてあげようね!」
二人が一生懸命描いてるとクグラが帰ってきた。
クグラ「涼子〜帰ったぞ〜!お帰りなさいのチューは〜!?」
「お帰りなさい!」
涼子は軽く口付けをした。
クグラ「イナミ〜!ウルキ〜!パパにお帰りなさいのチューは〜!?」
イナミ&ウルキ「……………」
クグラ「…あれ??イナミさん?ウルキさん?」
イナミ&ウルキ「……………」
2人とも黙々と絵を描いていてクグラが帰ってきても反応が無い。
クグラ「コイツら何を真剣に描いてるんだ?」
「イナミはパパとママでウルキはエトさんとパパ描いてるんだって!」
クグラ「…俺には溶けた妖怪に見えるが。」
「そういうこと言わないの!まだ赤ちゃんに毛が生えたくらいのお年頃なんだから!」
イナミ「描けたー!!」
ウルキ「うーも描けた!あっパパだ!」
クグラ「気付いてなかったんかい!!」
「ほら、2人とも描いたのパパにちゃんと見せてあげて?」
イナミ「あのね、こっちがパパでこっちがママ!」
ウルキ「ウーのはこっちがエトでこっちがパパ!」
クグラ「上手だな!2人共俺を描いてくれたのか。でもさ…なんで二人共俺のが小さく描いてるんだ?」
イナミ「だって、ママのがちゅよいんだもん!(強いんだもん)」
ウルキ「パパよりエトのが大きいんだよ?」
クグラ「……………。」
「ぷっ!あはははは!!」
クグラ「笑うな!」
「子供って正直だよね。あはははは!!」
イナミ「あたち!エトにも見せてくる!」
ウルキ「ウーも見せる!」
二人は涼子が大笑いするので喜んでるのだと思いエトにも自慢しに行った。
そしてクグラを小さく描いた理由を聞きエトの笑い声が聞こえた。
エトが大喜びしたと思った二人は調子に乗って他の属鞘達や侍女にも見せに行き、みんな笑いを堪えるのに必死だったそうな。
クグラ「俺、王様なのに…!!」