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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第20章 イナミとウルキ集


その1 二人が大好きアンパンマン

1歳を過ぎた頃
イナミ「アンパンパン!!」
ウルキ「パンパンパン!!」
イナミとウルキは涼子が日本から持ってきたアンパンマンのCDを聴いて踊っていた。
ちなみに曲は『サンサン体操』だ。
イナミ「いち、にー、しゃ〜ん!』
クグラ「何の歌だ??」
「日本のアンパンマンって子供向けアニメの歌だよ!イナミもウルキも気に入ったみたい。」
クグラ「へぇ〜、アンポンタンか。」
ウルキ「パパ!ちやうよー!(違うよー!)」
イナミ「アンパンパン!!」
「アンパンマンね。」
クグラ「イナミ言えてねぇじゃん(笑)」
イナミ「ぶー!!」
「しゃーないじゃん。まだ1歳なんだから。」
それから2時間は同じ曲を歌って踊り続けた。
ウルキ「しゃんしゃんしゃん!」
クグラ「なぁ…これいつまで続くんだ??つーか、コイツらすげぇ体力。」
「子供ってずっと同じことやり続けるからねぇ…。にしても流石に聞いてるの嫌になってきたわ。」
クグラ「イナミ〜ウルキ〜そろそろ終わりにして外にでも行こう!な?」
クグラが音楽を止めようとすると
イナミ「めー!!パパめーよ!!」
イナミがクグラに体当たりをして阻止する。
クグラ「うわっ!何だよ!もういいじゃねぇか!」
ウルキ「パンパン!!」
ウルキもクグラを叩く。
クグラ「やめろって!ったく!!」
CDプレイヤーを強引に止めて高い位置に置く。
イナミ「うぎゃーー!!」
ウルキ「ふぇ〜ん」
2人は泣き出す。イナミはまるで怪獣のように泣き叫んだ。
クグラ「泣くなよー!!」
「イナミ、ウルキ。ずっとやってたらアンパンマンも疲れちゃうからお休みだよ?」
イナミ「やんやー!!」
ウルキ「パンパン!パンパン!」
2人が泣き叫んでいると扉を叩く音がした。
エト「失礼する。イナミとウルキ、林檎食べないか?」
するとあっさり泣き止み林檎を持ったエトの元へ歩いて行く。
イナミ「りんごー!あたちがいっぱいね!」
ウルキ「ウーのがいっぱい!!」
エト「じゃぁ、沢山切ってやるからな。」
イナミ&ウルキ「わ〜い!!」
「エトさん、助かったよ!2人揃って泣き止まなくて!」
クグラ「あぁ、煩かった。つーか、2人とも食い意地張ってるよな…(涼子そっくり)」
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