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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第19章 恋をしたい幽霊


「…来世で付き合えば??」
幽霊「来世でなんて言ったら生まれ変わって育つまでに10年以上軽くかかるじゃないですか!今すぐ恋人が欲しいんです〜!」
「…クグラ、ちょっと付き合ってあげたら?」
クグラ「え!?いや、俺は涼子一筋だから他の女とか無理!(しかも幽霊だし。)」
幽霊「私も奥さんのいる人は嫌です。」
「え〜贅沢だな。じゃぁ、どんな人ならいいの??」
幽霊「とりあえずカッコいい未婚の人でお願いします。」
「よし、カンナギにでも押し付けるかな。」

涼子とクグラと幽霊はカンナギの元へ向かう。
「カンナギ〜!!ちょっと付き合ってよ〜!」
カンナギ「は??」
「付き合ってほしいの!この子と!!」
カンナギ「…なんだよ。」
クグラ「あー!!お前ガッカリしただろ!?涼子は俺のだからお前と付き合うことはないんだからな!!」
カンナギ「別にガッカリしてねぇ!つーか、なんで俺がそいつと付き合うんだ?」
「男の人と付き合ったら成仏できるんだって!」
カンナギ「幽霊なのか!?」
幽霊「はい、幽霊のユマと申します。あの…涼子様…申し訳ないのですが別の方はいませんか?」
「え〜カンナギじゃダメ??」
幽霊「好みではなくて…できればもっと優しそうで知的で品があって美形で…」
カンナギ「おい!コイツ、刀でぶった切るか封印しちまえよ!」
「え〜お札だってタダじゃないんだよ?それに〜今は刀振り回すと危ないよ〜!私妊婦だもん。」
クグラ「そうだ!カンナギ!涼子に無理させるな!!」
カンナギ「なんだお前また妊娠したのか?まぁとにかくだ!俺は協力できん!他所へ行け!!」
「仕方ない。今度はヤタカに押し付けるか。」
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