第15章 アイツが来る

「おいコラ！テメェ！！何してやがる！！」
カンナギ「お〜大変なことになりそうだぞ！」(面白がってます)
涼子はクグラ達に近付く。
「やっぱり嫌な予感的中だ。…おい！いい加減にしろよ！！」
クグラ「涼子っ！これには訳があってだな。決してお前を裏切るようなことはしてない！」
「クグラじゃなくて、お前だ！！明！！」
神神ズ「明？？」
ユリア「…明って誰かしら？私はユリアよ？」
「とぼけんな！女装したって分かるんだよ！この変態！！」
クグラ「ん？？女装？？」
カンナギ「は！？男だ！？」
ヨルナミ「随分と綺麗な顔をした少年ですね。」
ヤタカ「涼子の知り合いなのか？？」
「…コイツは明。私の2歳下の従兄弟で幼馴染なの。まったく！昔から私に近付く男にちょっかい出して！」
明「あ〜ぁ簡単にバレちゃった〜。てか、涼子ちゃん僕が来たのよく分かったね！」
「女の勘ってやつよ！」
カンナギ「野生の勘の間違いじゃ？」
「黙れカンナギ！…全く、こんなとこまで来て何私のクグラにちょっかい出してんのさ！」
明「だって〜涼子ちゃん全然帰ってこないし〜。叔母さんに聞いたら異世界に行ったとか言うし。会いたかったから僕も修行して来ちゃった！」
「会いに来たかったとしてもクグラに手を出す必要ないよね？」
明「…だって邪魔なんだもん。」
「は？？」
明「涼子ちゃんに近付く男は邪魔なの！僕は涼子ちゃんをお嫁さんにするって決めてるんだから！」
「…私もうクグラと結婚してるんだけど？」
明「？？結婚してる？？」
「こっちで結婚したの。子供だって居るんだから。」