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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第15章 アイツが来る


?「…涼子ちゃん。やっと見つけた…。にしても…あの男邪魔だな。」


「(…ゾゾっ!)なんか嫌な予感がする。侍女さん!すみません!」
侍女「どうなさいました?涼子様。」
「度々申し訳ないんだけどまたイナミとウルキ見ててもらっていいですか??」
侍女「それは構いませんが…どうかなさりましたか??」
「なんか嫌な予感がして…ちょっと首都に行ってきます。」
侍女「あぁ、今クグラ様も首都にいらっしゃいますもんね。お気を付けて行ってらっしゃいませ。」
「よろしくお願いします!」
涼子は自転車で首都へ向かう。

その頃クグラは極飛で飛びながら首都へ向かう途中に倒れていた娘を発見した。
クグラ「おい、娘!どうした?大丈夫か??」
娘「……あれ?私はなぜこんなところに??」
クグラ「お前倒れていたんだ。何があった??」
娘「申し訳ありません。私普段から貧血気味で…それで気分悪くなって倒れたのかと。」
クグラ「そうか。もう大丈夫か?」
娘「はい……あぁっ……。」
娘はまだフラついているようだ。
クグラ「大丈夫ではなさそうだな。とりあえず首都へ行こう。そこで少し休ませてもらえ。」
娘「ありがとうございます。あの…お名前は?」
クグラ「クグラだ。」
娘「クグラ様ですね!素敵なお名前!私はユリアと申します。」
クグラ「ユリアか。(っ…ちょっと可愛い…。いや!でも涼子には負ける。ていうか俺は涼子一筋なんだから他の女なんて興味ないはず…たぶん。)」
ユリア「クグラ様??」
「…あぁ、すまん。行くぞ。(ごめん涼子…これも人助けだ。お前以外の娘を抱く俺を許してくれ…。)」
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